2018年 09月 14日
ニクイロシブキツボFukuia kurodai kurodai を探して、やっと見つけました。 下北自然学巣 大八木 昭 昔の同窓生秋田と宮城二人のそれぞれの案内で、ずっと見たかったニクイロシブキツボを二ヶ所で、とうとう見ることが出来ました。 一ヶ所は本荘市の山の中でした。 ここにいました。 これです もう一ヶ所は鳥海町の山の中でした。 シモキタシブキツボ Fukuia ooyagii と言うのがいます。 最初は亜種 Fukuia krodai ooyagii として発表されたのですがいつのまにか、種にFukuia ooyagii されました。さらに、福田先生は属もちがう、新属をと数年前にポスター発表されましたが、まだFukuia のままです。いま2018年のところ下北半島にのみ生息します。 ニクイロシブキツボの生息環境とシモキタシブキツボの生息環境は実際に見てみると 環境は似てはいるけど、居る場所は極めて違うと感じましたね。 それをこれからまとめていかなければと思います。 オカマメタニシBlanfordia japonica bensoni というのも似た仲間ではあります。 #
by snowmelt
| 2018-09-14 13:42
| 陸産淡水産貝類
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2018年 09月 04日
青森自然誌研究会のHPが開設しました。 青森自然誌研究会などといくら打ってもホームページの居所は全く出てこない。 URLの連絡があったから探せました。 青森自然誌研究会のURLをここに載せます。 http://aomorishizen.html.xdomain.jp/ です。 ただし、開いても連絡先は電話番号とファクシミリだけでなかなか連絡をつけるにはおっくうになります。 青森自然誌研究会通信 第94号というのが会員に送られてきました。 第16回野外懇談会~青森市「眺望山」から日帰り開催、参加者大募集 と言うのが、ホームページには全く過去の記録しか見られないのでこういう連絡も出来たらと思います。 平成30年9月30日(日)10:00~14:00などとなっていますが申し込み期限9月25日ですが、申し込みなしの当日参加も歓迎ですとあります。はじめて知った方は、この際会員になったらと思います。「会員の同伴者(会員外)の参加も可能です。お友達もお誘いください」ともあります。 追記、2018年10月16日、「青森自然誌研究会」で検索すると、すぐに見つけることが出来るようになりました。よかったですね。 #
by snowmelt
| 2018-09-04 11:10
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2018年 08月 01日
2058年あたりの陸奥湾ホタテ生産はどうなるか 下北自然学巣 大八木 昭 2008年--2018年の生産高だ。 少ない年で3-5万トン、多い年で8-11万トンだろうか。 2007年青森県水産総合研究センター増養殖研究所だより第108号に「陸奥湾ホタテガイ養殖産業を憂う」という水産局長の寄稿がある。 陸奥湾ホタテガイは植物プランクトンを食べる。陸奥湾に流れ込む栄養塩類によって育つ植物プランクトンの量は限りがあり、当然ホタテの増養殖は植物プランクトン量(第1次生産量)に依存するため限度がある。 「この飼料となる植物プランクトンが潮流とともに陸奥湾の中を流動的に動き回るので、潮上の各地先で天然資源であるプランクトンを先取りしながら消費することとなることから、陸奥湾全体の問題である。」 「陸奥湾全体での適正許容量は、13億6千万個体と考えられているが、(2007年)現状の養殖数量は19~20億個に達しているものと推定されており、許容量の1.4倍から1.5倍のホタテガイが海の中に存在し、誰もそれを公然と非難することが出来ないでいる。」 もしも陸奥湾内に風力発電風車が2000基ぐらいできたことを想定しよう。 水深30メートルの海底から水上120-140㍍くらいの風力発電風車タワーを考えよう。 タワーの水中径を半径5㍍として2×5×3.14×30=942㎡の水中表面積のものを300㍍ぐらい距離を置いて2000基とすれば、総タワーの水中総面積は1884000㎡である。これはむつ市の克雪ドームの105.9個分にあたる。 克雪ドーム100個分の固着生物の生息場所が並ぶことである。ムラサキイガイは真っ先に繁殖することだろう。ムール貝の類いが増えることは良いことでないかと云う人がでてこようが、いま考えるのはホタテガイの増養殖である。(ちなみにムール貝のドーモイ酸という貝毒で食中毒・下痢のほかに1/4が記憶喪失?というカナダの報告がある。記憶喪失?へぇー) つまり植物プランクトンを食う固着貝類などが増殖する。潮流は変わる。風のエネルギーを獲られた風車の下手は、速くなることはない。当然、潮流の下手のホタテガイには飼料が届かないことになる。影響は陸奥湾全体におよぶ。エサの不足による許容限度は下がりこそすれ、上がることはない。 2007年でさえ許容限度を1.4-1.5倍超えているうえに、陸奥湾内の限られた植物プランクトンをホタテ以外の固着生物がさらに先取りしてしまえば陸奥湾ホタテガイの増養殖量は減ることはあっても増えることはあり得ない。 2058年孫の時代に、青森県陸奥湾ホタテガイ養殖産業はどうなっているのだろう。漁業者は生き残れるか。陸奥湾内の漁業はどうなっているのか。百年後にはホタテ養殖は残っていないと予言しよう。 ちなみに、2018年現在、青森県は風力発電事業者の設置許可要請に関して、環境影響評価を行っているが、漁業に与える影響は考えてはいけない、対象外の項目である。 陸奥湾内にタワーを建てる場合、いくらの容積のもの、体積のものを突き立てようが、驚くことに、環境改変部とは、タワーの底面積だけを考慮すればいいとある。表面積克雪ドーム100個分という計算は全く除外され、タワーの底面積のみを考えればいいとおし通している。 さらに漁業に与える影響は青森県庁のどの部署でも影響評価することはない。 つまり、漁業権のおよぶ地域内外に風力発電タワーを何千本建てても、希少生物や特別天然記念物や騒音や景観などに特段の影響がなければ、青森県はタワー設置を許可容認すると経産省に報告することになる。経産省はそれをもとに、漁業の事など考えることはなく、経産大臣が設置許可することになる。 であるから、百年後には、ホタテ養殖はなくなり、別種の養殖が縮小されて行われているか、植物プランクトン生産者を飼料としない、エサを別の業者から買ってきて育てる高次消費生物種の養殖になっているか。2017年現在、100億円の青森県のホタテ産業は消滅して、別な産業が興っていると予言しよう。ホタテは北海道産を食べればいい か。 #
by snowmelt
| 2018-08-01 18:53
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2018年 07月 25日
百田尚樹が歴史本を執筆中だそうだ。 虎の門ニュースで 監修者が金谷俊一郎氏とある。 これは期待の歴史本だと思う。 むつ市ゆかりの人を一人挙げて語っていた。 聴いてみよう。 むつ市運動公園のテニスコートよこに細道があり60㍍ほどのところに、柴五郎が住んでいた場所小屋跡がある。 会津斗南となみ藩士たちは下北に流刑同然で追いやられたという、母、姉、祖母らは足手まといになってはいけないと会津で自害し、父と兄と五郎が、食うものもなし、犬の肉も戻して父に叱られ暮らしたという場所があそことは。後に陸軍に入り、シナでの義和団の乱のときのことを百田氏はここで語っている。 柴五郎をみて、英国は日本を見直し、日英同盟につながり、その日英同盟があったからこそ、日露戦争に日本が勝つことが出来た。日本がロシアの植民地にならずにすんだと考えてもいいだろうという論理だ。柴五郎の存在がロシアの植民地支配の手から逃れることが出来た要因になっているとの論理だ。 追記 2018.07.25 今朝、近いので、柴五郎住居跡がどうなっているか見てきた。 むつ市運動公園テニスコート東の横道からはいる。 今でも林の中だ そこに立ててある説明 しかし、この説明だけには、斗南となみ藩の怨念だけが頭にのこり、私自身、柴五郎陸軍大将といっても無知であったが、 虎の門ニュースの百田尚樹氏おはなしではじめて分かったことでした。それにしても居島一平おりしまいっぺいさんの博識すごいですね。 柴五郎というひとの歴史の中でどういう働きで日英同盟に結びつき、日本海海戦でバルチック艦隊の情報が英国からもたらされた事などから、ロシアの植民地にならず今日があるという意味などを考えることが出来、これこそ歴史に意味のある人物であったこと、 そのゆかりの地が、すぐそこのむつ市落野沢おとしのざわがあるとはと考えるとなかなかいいねと思うのです。 10月あたりの出版らしい。読んでみよう。 #
by snowmelt
| 2018-07-25 00:07
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2018年 07月 18日
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