北のフィールドノート

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2005年 08月 12日

宇曽利湖の中

恐山の湖、宇曽利湖はpH3.6の強酸性です。
湖の底にはウカミカマゴケという好酸性のコケが一面に生えているところがあります。
夏季には水面から浮き上がり島のようになります。
この写真は水中のものです。
宇曽利湖の中_e0039759_22375414.jpg

色が茶色いところは古いもので、緑色のところが今年成長したところです。
古いところも入れると1メートルは優に超します。
切れないように測れば、2メートルぐらいにもなると思います。

ほとんどの魚はpH3.6では生きていけません。
ただし、宇曽利湖のウグイだけは、真水でも、この酸性の水でも生きていけます。
宇曽利湖の中_e0039759_22405196.jpg

群れで遊泳しています。
ルリイトトンボは、水中のコウホネの茎などに卵を産みつけます。
そのヤゴもこの湖に生きていけます。

by snowmelt | 2005-08-12 22:56 | コケ類 | Comments(0)


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