北のフィールドノート

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2006年 05月 12日

エゾエンゴサクとビロウドツリアブ

エゾエンゴサクの花にビロウドツリアブが来ている。
細い口吻なので、受粉の効率はあまりよくないのではと思ってしまう。
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この蜜とサクラの蜜ではどちらが甘いかというと、もちろんエンゴサクと答えるひとが多い。
エゾエンゴサクの花は帽子をかぶったヨーロッパあたりのおじいさんの顔にみえませんか。
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この種子にはエライオソームといってアリに巣まで運ばせる物質が付属している。
その後、種子そのものはアリにとってゴミとなり、巣外へ捨てられるので、
種子の散布に役立つ戦略という。
巣内に運ばれなかった種子は発芽するか、しないか、するというほうに賭けるか。

by snowmelt | 2006-05-12 22:58 | 植物 | Comments(0)


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