北のフィールドノート

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2016年 08月 28日

間違いは嫌だね 下北ジオパーク ガイドブック 6/7

間違いはなおせば 下北ジオパーク ガイドブック 下北自然学巣 大八木 昭
追記14
12ページ
『これが下北ジオパークだ!下北の生きもの』については、
40年以上下北の生きものを見てきた私にとって、受け入れられない認識の違いというより、今の時点で完全に間違いであることが書かれている。

この地、下北で暮らしている人にとっても違和感を感じるものであろう。

何が書かれているかと言えば

ヒバ追記6や陸橋問題追記13については以前に書いたが、まだあるのである。

『厳しい酸性環境の恐山や、氷期に繁栄した生物が残る縫道石山などに息づく独特の生態系も言うまでもなく重要だが、

下北で特筆すべきは、手付かずの自然が当たり前に残されていることである。』

手付かずの自然、当たり前に残されているだと。この決まり文句、あなたは下北の何を何年みているのだと言いたい。
あなたの現時点の認識ではと書けば目くじらをたてなかったのに。

次の地図を見て下さい。
e0039759_22195248.jpg


林野庁が森林生態系保護地域を指定しようと下北を探した。手付かずの自然林は全くなかった。
ある程度ヒバを残して、大正時代後半から手をつけていない部分が大尽山有林に一部あった。その部分を稜線まで拡大して、森林生態系保護地域とした。
しかし、林野庁が他の地域で森林生態系保護地域として指定した面積にくらべて、極めて小さいものと評価されたため、さらに明らかに昭和に入っても手を入れたところも、森林生態系保護地域として、形を整えたと言うのが、恐山地区森林生態系保護地域である。

『手付かずの自然が当たり前に残されていることである。』とは何処をさして言っているのか。当たり前にとは何処にも此処にもということだろう。

なぜこうすらすらと言えるのか。下北ジオパーク推進委員会のガイドブック編集委員は自治体の責任を感じていないのだろう。

たとえば野辺地に降りたって下北半島を見てみなさい。ずらりと並んだ風力発電の白い風車。見渡すところで100基ぐらい数えられるだろう。

下北はもっと奥だからきっと自然豊かなのだろうと考える人は、その考えははずれです。

尻屋方面桑畑山には、下北では初めてのウインドファーム、風車群が立ち並んでいる。

あちらは東通村だからむつとは関係ない下北の東半分には手付かずの自然はないとみれば、

西の果て、佐井村から脇野沢へかけての人の行けない細長い地域、崖や海岸部は重機を入れられず手をつけられなかった部分があるだろうが。人が行けなく見えないから、何をしているかわかったものではない。

福浦川北部の一部に手付かずがありそうに見えるが、これも狭くてダメ。

緩く見て、手付かずは、大正時代に実験林として残した大尽山有林しかないのだろう。あとは全部手が入っている。

これが現実。

『手付かずの、自然が当たり前に残されていることである。』などというのはいかがなものか。

by snowmelt | 2016-08-28 22:55 | Comments(3)
Commented at 2016-09-01 01:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by snowmelt at 2016-09-06 22:35
係のK.Hさんには、別な件などで指摘などしましたが、なおすと言うことなど返答はありません。その後むつ市役所に出向き一度推進の長にチェックする必要があるだろうが、執筆者本人ではわからぬこともあるので多くの人のチェックすることを依頼したらどうかと持ちかけました。7月中だったと思いますがその後もなにもしていないようです。
Commented by snowmelt at 2016-09-09 20:27
kimoto1さん、9月9日、無事に下北ジオパークは認定されたということでした。これからのために、ガイドブックについてはチェックしなおし訂正することを、むつ研究所長経由でお願いできないでしょうか。


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