北のフィールドノート

snowmelt.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 12月 19日

考えること

『なにかんがえてるの』

んー、いろいろ。

『面白い事?』

んー、いろいろ。

話すか。

人間いつ死ぬかわからんな。弘前大学の時の生物学科の同級生が亡くなったのだ。

医学部の准教授さまだよ。ボツリヌス菌を研究していてスゴイ成果を挙げたと聞いてるが、今年卒業してから初めての同窓会を化学科のひとも参加してやったのだけれど、その時に大友君は用事ができて来なかったと言われたが、その時病気だったようだ。

『准教授さまー、同級生?せんせは身分は低いねー単なる高校教諭で終わっていま無職のジイジでしょ』

同級生には札幌に教授もいるよ。みんな、ほんとにオレより頭がいいからね。俺は数学なんかほんとにできないし、英語もできないし、化学もできないし地学なんか追試うけさせてもらったし。
生物だってしれたもんだろ。

大友君は、宮城の出身だ。オレ北海道だろ。津軽弁分からん、宮城弁なのか大友君の語尾もそれらしいわかりにくい。

メガネの美青年で文学的な人だなあと思っていたよ。

「もがりぶえ」って知ってるか?

虎落笛と書くんだ。「冬の烈風が柵・竹垣などに吹き付けて、笛のような音を発するのをいう」それさ。

大友君とどこで話したか教室だったかどこだったかわすれたのだけれど、オレと話ている中で、「もがりぶえ」っていうのを教えてくれたのが、素朴で控えめでありながらすごい文学青年だった彼なんだ。

人間いつ死ぬか分からんが、そこでオレは考えたのだ。

だだ食って、息していたんじゃ嫌だというのが俺の性格だろ。

「生きているってことはー」って歌があったじやないか生まれて育てられ教えられ励まされ借りをつくってきたじゃないかー。今度はそのような借りを次の世代に返さなきゃーって歌よ。
若い世代を育て教え励まさなければ、「生きているってとは」にならんだろ。

高校教師をやってたときはまがりなりにも35年くらいかやってたな。
退職してからは教えるってことは特にやってない。
啓蒙活動というのかな、そんなのは時たまある。
ただね、これどう思う?
小学校5年生に自分で撮影して作った何十本かのビデオから編集して作った1時間を越えるDVDを用意して自然の話を1時間、下北自然の家でいわば講演したんだ。

あとで、むつ市から謝礼が出ると言うんだった。
振り込まれた金額はいくらでしょう。

『まー、講演一時間だったら、最低でナンボかなー、』
『1万円』
ブー
『じゃあ8000円』
ブー
『じゃあ5000円』
ぶー
『じゃあ4000円』
ブー
『もっと高いのーじゃあ15000円』
ブー
3000円でした。

むつ市教育委員会というのはこういう待遇なんだよ。
つまり無職のじいさんにはこれが相場ということさ。

ちょっと待ってな、誰か来たから。

・・・・・・・・・・・・

『どこも同じなの?』

わからん、青森県自然保護課でレッドデータブックをつくっていた時のこと。俺は県立高校の教諭だった。

色々話し合わなければならなかったときは動物部会全員無報酬で旅費が出る??というのを何回かやった。これには何も文句はない。

でも、あるときこう言われた。貴方は県立高校の職員だから旅費のみです。と。それで5回くらいやつたのかな。日曜日に青森市までいってだよ。他の人の報酬は助教授、教授、名誉教授相当の報酬があったと思う。
おれは、そんなものかなーと静かにしていた。
でも退職1年前に別な任命を受けるとき、任期は2年だったかな。貴方は県立高校の職員ですから旅費のみですといわれたときに気がついたよ。退職しても旅費のみってことは、どういうことと。それで言ったよ、県立高校の教員だからと言って日曜日に会議に出てそれ専門性のある会議をやっているのになにもやっていない教員と同じだ無報酬だというのはおかしいんでないのと。

役人てのはこういうものなのだよ。
役職給料がちがうのは当たり前とは思うよ。

でも、いろんなところで別な仕事をするときに、なんで報酬が役職によってきまるのよ。腹がたつこと。

『せーんせ、おこらない、おこらない。世の中そういうものなのよ』

あー、でもこんなこととは別に、宝くじあたらないかなー。買ってないけど。

『あほくさ、でも何買うの』

おー 今のパソコンのメモリ4GBなんだけど足りないし、グラフィックボードが良くないと思うんだ。

32GBとかゲームできるくらいの速いのがほしいんだ。

あたらしいマシンがいいな。

『せんせの研究費みたいのなにかないの』

ない。

『なにか、申請したら?』

とおらないよ、面倒だし、自由にガソリン代とかカメラ、パソコンなんかにゃ使えないし。

『どっかの財団ならいいかもよ』

まー、むりだね、面倒だね。

ただ、俺のテーマはなかなかいいんだぞ(自画自賛)

ネオダーウィニズム否定の進化論なんだ。

ネオダーウィニズムはいま落ち目になってきているんだけどまだ厳然としてあるんだ。

『なにさ、せんせの進化論って』

いいなーおまえはーめんこいなー、聞いてくれるのはおまえだけだなー

おっそろそろ、「田名部かわまちづくりワークショップ」ってのがあるから、市役所にいってくるから。付いてくるなよ。

・・・・・・・・

帰ってきたよ、出てこないのか

・・・・・・・・

またにすっか

でもよ、あのなー 俺いつ死ぬかわからんて言ったでないか、でーてこい。

『いまちょっとあたしも考えてたの』『あたしこのままでいいのかしらって』

そーだな、もっと分裂で増えろ。

『それ進化?』

それよーわかんなくなることをきくなーー。

『じゃあ、ネオダーウィニズムってなに?、進化したってなに?、ヘビの利きあごが変わったというのはせんせは進化でないっていったけど、どういうこと、おせーて』

『せんせは教科書さえも疑ってるけどいいの?教科書はその国々で正しい見解をのせているっていうなら正しいということはあるの、ないの?韓国の歴史教科書と日本のでは違うのでしょ。インドでは二桁のかけ算を暗算でやるんでしょ。キリスト教とイスラム教では進化論はどうなってるの、Natureのレフリーはキリスト教徒でしょ、色眼鏡で見てしまわないの?』

おーおーおー大変だ大変だー 

今日はドクターXの最終回だ、はやく風呂入ってゆっくり見るから、おまえ自分で考えろー。

まだまだ俺死にそうもないからなー。

by snowmelt | 2013-12-19 11:25 | Comments(0)


<< カタツムリの右巻きと左巻き  ...      シ・コ・ウ・ノ・ト・モ・コ >>