北のフィールドノート

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2013年 11月 14日

青森・下北のアイヌ語地名 尻屋・寒立馬のアタカの森

東北アイヌ語地名研究会で尻屋方面を巡検していた。

ワシリを見て、モシリを見て、尻屋崎の灯台をめぐり、尻屋の集落にむかう。

運転しながら助手席の小林紘一さんに話しかけた。

『寒立馬のいるアタカの森のアタカは、どう考えますか』

しばらくして『・・・・・・アトイ・カ ですかね・・・・・』と答えが返ってきた。

私は「海の・上ですか」と云って、頭の中では納得はしていませんでした。


『自分のあたまではそれぐらいしか考えがでてきませんね』ということだった。


アタカを通り過ぎて、漁港からふりかえってアタカの森をみた。

この方向である。

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うーん、海の上か、どこでも海の上だよなーとすっきりしない。



研修会が終わって、私はいつものように山へ芝刈りに行っているときに

ある場所に出くわしたのです。

それは次の写真。この上に乗ったのです。

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反対から見れば

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左足がえぐれてまさに水の上でした。
そうです。「おバァさんが川で洗濯」のとき、川に杭をうって板をかけたまさに桟橋状態なのです。

桟橋は水の上に延ばすものです。

コンクリート桟橋も水の上に延ばすものです。

『岸から水上に突き出して作った橋、水上に突き出して作った船着き場』と辞書にあります。

位置は、水上、なのだ。

そして、俄然、以前に登って眺めた位置から、その姿が確認できるのではと、桑畑山を登って見たのです。

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※画像をクリックして、出てきた写真の右下の+むしめがねマークをクリックすれば拡大されて見られます。一番向こうの白いのが灯台です。


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動画です


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アタカは アトイ・カ atuy・ka (海の・上)でまちがいはないのではと思ったのです。
小林紘一さんにこれを知らせましょう。

つづく

「海」はアトイと書いてもアツイと書いてもアト゜イと書いてもいいのだろうが、発音はトでもツでもないト゜(英語のtu)というようだ。
弟子屈町屈斜路の Atuy さんは自分の名前を アト゜イ と表記している。

補記 

アツイ・パ は「海の・かみて」で(東)
アツイ・ケシ(シは小文字)は「海の・しもて」で(西)

と古代アイヌ語ではいうと大友は書いている。

by snowmelt | 2013-11-14 16:54 | アイヌ語地名 | Comments(1)
Commented by IVSテレビ斎藤 at 2013-11-16 08:14
コメント失礼致します。
私IVSテレビ制作の斎藤ともうします。
youtubeにアップロードされているアシナガバエの映像を、
番組で使用したく、コメントさせて頂きました。
誠にお手数ですが、可能であれば下記のメールアドレスに、
メールを頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
noeleon4545@gmail.com


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