北のフィールドノート

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2013年 04月 09日

弘前市のホンモンジゴケ

ホンモンジゴケの北限はいまのところ青森市あたりだ。

銅屋根や銅の大仏の下にあるが,私は2年前,北海道江差町で銅屋根の下をさがしたが見つからなかった。

前記事の「銅ゴケの不思議」にはホンモンジゴケの不思議について,75ページにわたって綴られている。

銅屋根や大仏の下にしかなかったのは何故なのか

から始まり,銅は付着しているのか,

細胞に入っているのか,

細胞のどの部分に入っているのか,

分かれば次々と湧き出る不思議の連続,楽しい興味の連続を解き明かしていく緻密な作業と思考。

一種の生物を超一流の思考と技術で読み解き,75ページにわたって書けるということは驚嘆だろう。

そして,ホンモンジゴケのみならずなのだから。

ものを知っていると言えるのは,そのものについて少なくとも100以上のことをいえなければ知っているとはいえないと,地球物理学者だった竹内均が書いていたはずだが,

一種だけを人生一生かければそりゃ100ぐらいは分かるだろうが,一種に一生かける根気は続くかな,続かないねきっと。あーあ。

弘前のお城にはホンモンジゴケがありました。

お花見のときに,何十万人という人が集まるけれど,ホンモンジゴケを気にとめた人はいままで何人いただろうね。

知らないことは見えないこと。私も,教えられるまでは。

そこを自分で見えるようになるように感覚を研ごう。

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追記・長勝寺にもホンモンジゴケがあったのですが,銅屋根を張り替えたため消滅したそうです。
    ホンモンジゴケは銅屋根になってから20年ぐらいは経過したところで見つかっているそうです。

追記・ホンモンジゴケの探し方

見分け方はありますかとの質問があったのですこしずれてるかと思いますが回答しました。

写真を添えます。

こちらは、青森市の寺のものです。

銅屋根の下にはこんな苔たちがありました。
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この中で、ホンモンジはどれかと云えば、真ん中のコロニーと奥のコロニーです。
拡大すれは゛、
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です。

by snowmelt | 2013-04-09 00:51 | コケ類 | Comments(2)
Commented at 2014-06-03 22:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by snowmelt at 2014-06-12 18:46
あるところは、銅イオンのあるところで、そこに生えている苔をじっとみつめて判断するのがいいのでは。
どこかからの標本を見せられて、これはホンモンジかと云われれば、今ではわかるとは思いますが、古い銅屋根・銅像の下、銅鉱山跡など環境からしぼっていくのがはやいのではないでしょうか。


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