2009年 09月 17日
北海道にいたとき、たしか、この実を食べたはずです。 でも、「フッキソウ」とこの実が一致したのは、はずかしながら、じつは昨日なのです。 何十年も気づきませんでした。 たくさんあるフッキソウの葉、これもツゲ科の小低木というのも、昨日わかったくらいの素人ですが、 写真を載せておきます。 道東では「この草につく白くて甘い実をシロメッコと呼んで、」たのしんだ、と同郷の人が書いているので、 こどもの頃は、普通に食べていたのだろう。 ササと同じように常緑で、冬になるとこの草を求めてシカが集まってくるので、 アイヌ語では、ユク・トパ・キナ(シカの群れる草)と言ったりしたり、フットマ・キナと呼んだりしたらしい。 アイヌの人たちは、この草をいろいろな、病気の薬にしたという。 腫れ物に効くとも、目の悪いときの洗眼、性病など様々あるようです。 フットマ・キナというのは腫れ物の草=フプ・オマ・キナかもしれない、 と以上のことはコタン生物記(更科源蔵著)に書いています。 唇があれたときによく効くというのが、自分にはつかえるかなと思う。
by snowmelt
| 2009-09-17 00:35
| 植物
|
Comments(2)
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森のどんぐり屋
at 2009-09-23 20:27
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しばらくご無沙汰していましたので、たくさんの面白いものを拝見、ワクワクしました!!!
ところでこのフッキソウですが、食べられるのですか?! 私の住んでいる所の花壇にたくさん植わっています。 但し雌花は少ないようで、実は少ししかなりません。 そしてコンにツヤツヤしてません。 年にに2回花が咲くのが不思議です。 いずれにしても、そちらにもあるのだなあと、何だか親近感を感じました。
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snowmelt at 2009-09-23 22:09
私は、食べた記憶があるのです。うす甘い実でした。更科源蔵が食べたと書いてあるのですから、他のこどもやアイヌの人たちは食べたと思いますよ。
WEBの中には食べない方がよいなどとかいてあるのが、ひとつ見つけましたが、その人は食べたことがないだけではと思います。 年に2回花が咲くのですか、これは気がつきませんでした。不思議ですね。こっちのフッキソウも見てみます。 |
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