北のフィールドノート

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2009年 06月 11日

クロアシセスジオドリバエ(仮称) Empis (Polyblepharis) sp.A

ここんところハエばっかりですが、
今日のオドリバエはちょっとまだ、理解するのに大変です。
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学名は未だついていない、が Empis (Polyblepharis) sp.A
ということで三枝先生が Empis(Polyblepharis) の一種で、仮にAとつけておく種という意味です。
そして仮の和名として クロアシセスジオドリバエ とつけておく種という意味です。

短縮して言うと、Frey博士が Empis(Euempis)compsogyneFreyの名で記載されたのは5匹についてでした。そのうちの♂一匹をEmpis(Euempis)compsogyneとするならば、
残り4匹は別種だったのでした。
それがEmpis (Polyblepharis) sp.Aと言うわけです。

Frey博士のEmpis(Euempis)compsogyneの和名はキアシセスジオドリバエといい

三枝先生のいっているEmpis (Polyblepharis) sp.Aの仮称和名をクロアシセスジオドリバエというということです。
まず、♀から見てみましょう。
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足の毛羽だった♀です。羽状剛毛といいます。青森県下北のものは羽状剛毛があります。

次に♂を見てみましょう。
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足のどこが黒いかといえば人で言えば靴やブーツをはくところがくろいと理解したらよいと思います。

このオドリバエも求愛給餌行動をします。
次の二枚は♂が求愛餌をかかえてとんでいるところです。
これは、まだ♀と出会う前の飛行だと思います。
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Dipterophilusさんに教えていただいたことですが
次からの一連の写真は、
♂が狩った獲物であるRhamphomia属の♀をかかえて休憩して、持ち替えている行動だろうという解釈です。

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この仲間のmoiwsana-compsogyneは求愛餌を抱えた♂と♀とが群飛して、大型の
求愛餌を飛翔しながら、落下しながら♀にわたすそうですが、

今回私は群飛も、渡すところも見ることができませんでした。来年の宿題です。
(これは、年に二回ぐらいでるでしょうかね。)


次の2枚の写真は空中での受け渡しがうまくいかなくて葉っぱの上に落下しても求愛餌の受け渡しを続行している姿だろうとのことです。

葉っぱに転がったこの写真は、上に大きな餌、その下が♀、その下が♂ということです。

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そして
交尾して飛ぶのです。移動するのです。
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そして、♂は万歳をしていたその手で枝や葉につかまります。
何かにつかまりぶら下がると、突然に♀は求愛餌に口をさして餌をむさぼるように食べ始めます。
とんでいるときの♀の口吻は餌には射し込まれてはいません。
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さて、この万歳はいつもこうなのかといえば、そうでもありませんがほとんど手をあげ万歳をしています。
そして、それはペアになったときだけでもありません。
♂が単独でとんでいるときも、万歳をしていることがみられました。おまけに、♀までも万歳しているコマもとれました。♀を先に載せます
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餌や枝につかまりやすいように前脚をあげていると推測されるとのことでした。

以上ですが、もちろんこれもDipterophilusさんに教えていただいたことですが、
その解釈や、とくに行動については私の独断での解釈がほとんどですので、その点をふまえて
よろしくお願いします。

by snowmelt | 2009-06-11 23:42 | オドリバエ | Comments(2)
Commented by 森のどんぐり屋 at 2009-06-14 12:08 x
へ~~~!!
難しくてよくわからない部分が多いですが、とにかく面白かったのと「おつかれさまでした~!!!」
すごい力作ですネエ・・・
見たことのない姿がいっぱいで、ふ~ん、へ~ぇ、の連発でした。
Commented by snowmelt at 2009-06-14 21:56
森のどんぐり屋さん、
>「おつかれさまでした~!!!」
あー、わかってくださるおひとがいたー。
ありがとうございます。実際何百コマ撮したことか。失敗削除、失敗削除バッテリーの入れ替えの繰り返しですので、他のオドリバエも入れれば何千コマかも。
あー疲れた。でも、デジカメだからできたことですね。フィルムカメラだと無理です。デジカメよしよしです。


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