北のフィールドノート

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2007年 07月 31日

下北半島のベニマシコ FLV動画(2つ)とYouTube動画

 下北半島にベニマシコが繁殖することを最初に発見確認したことは、
昭和35年(1960年)の日本野鳥の会、会誌「野鳥」第二十五巻第一号に
「ベニマシコ下北半島蕃殖確認記」 -故熊谷三郎先生に捧ぐ- 三上士郎、として載っている。

 巣卵の発見は昭和34年6月6日午前七時となっている。

 発表は三上士郎先生(医者)だったが、鈴木賢作(義弟)さんと二人で一緒に5年越しで探し続け、巣を発見したのは鈴木賢作さんということだ。

 報文の中に、
(三)手びき という段落がある。
『このベニマシコの巣に対しての吾々の唯一の手がかりは、かつて永田洋平さんが「野鳥」に示された写真と「鳥」六五号に周はじめさんが発表された口絵の写真と、同誌の「蕃殖地におけるベニマシコの生態」の同じく周さんの一文だけであった。』
どちらも北海道では雑木の枝に巣をかける。
それを目標に二人は5年間探したのである。
 三上士郎さんは蒲谷鶴彦さんから手紙をもらい蒲谷さんが下北半島の風物を十六ミリに撮しにいきたいということもあり、それまでにはベニマシコの巣はなんとしても探しておきたいということだったらしい。

そして感動の発見
『「先生ーッ、あった、あった」
「本当か?」反射的に出た言葉であった。
「先生!とんでもない所。杉の木。杉の木。」』

いいねえ。嬉しいね。

故熊谷三郎先生に捧ぐとあるように、ベニマシコが下北で繁殖している示唆をあたえてくれたのは熊谷三郎先生とのことだ。
三上士郎さんたちは二つの巣と卵8個を見つけている。
どちらも巣立ちにはいたらなかった。
発見の旨を中西悟堂先生に電報で知らせている。

これも、いいねえ、時代を感じるね。嬉しいね。

下北では営巣木が杉の木だということを気にしておられる様子だ。
ちなみに、北海道東部には杉の木はない。私は背丈1.2メートル位に切り詰めたマツの生垣にベニマシコが巣を作っていたのを見つけたことがある。

昭和35年といえば私は北海道弟子屈町にいた11歳の小学生だった。このようなことを知ることは皆無だった。しかし、現在は、面白い縁でつながったのである。

私は14歳のとき、上の文中の弟子屈町の永田洋平さんのところに押しかけ弟子入りした。
以後ずっと師匠と仰いできた。もう、亡くなられたが。

そこで、永田洋平さんから聞かされていたひとつに、
『下北には三上士郎という医者がいる。
ベニマシコの巣を下北半島で見つけた人だ。
青森に行くんだったら三上士郎さんに会ってきなさい。
これがベニマシコの巣はどういうところにつくるのか聞いてきた手紙だ。』
ということを聞かされていた。
私がマツの生垣にベニマシコが巣を作っていたのを見つけて永田さんに知らせたのはいうまでもない。

 その後、縁あって私は下北に住み着いて、何回かは三上士郎先生に会ってお話もしていただいたし、手紙もいただいたし、ご指導も仰いだし、病気のときは医師三上士郎さんに診てもいただいた。

むつ市で、私がマヒワの巣を本州で最初に見つけたときは、車で案内し、
この川を越えた山の上の杉の枝に作っていたのですよと云ったところ、
その時は、かなりお年を召していらっしゃったので、
自分はこの山は登っていけないな。君一人で取ってきてくれ。ここで待っているからと。

とってきた巣立ち後のその枝と巣のセットはいまも三上士郎コレクションのなかにあると思います。杉の葉は茶色に変色して落ちてしまったかも知れませんが。

そして縁のふたつめ。私は昭和49年にむつ市内の高校に勤務したのです。
一年生の生徒名簿のなかに、S.真志子というのがあったのです。
ましこ、下北、ベニマシコ、一瞬ぐるぐると考えがめぐったのですが、
その生徒に『君の名前は、鳥の名前と関係あるのかい』と聞いたところ
『そうです』との返事だったのだ。
なんとそうなのです。発見した年に生まれた義弟の子に『真志子』と命名していたのです。
私が行った教室に、その子が15才になっていたのです。色白な子だったと思います。
今「ベニマシコ下北半島蕃殖確認記」を読めばなんと、この命名のことも書いてあります。

「ベニマシコ下北半島蕃殖確認記」から47年経ちます。
ここ30年間、ベニマシコは下北半島で夏期では普通には見られるものではありません。
本当に、たまに「おッいた」、もしかしてここで繁殖しているかなというところなのです。
でも、今年は繁殖は確実かなというのを撮影でき、子孫は細々と続いているのかと思っているところなのです。 2007年7月28日
ここにベニマシコの地鳴きのFLV動画をのせておきます
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ここにベニマシコのさえずりのFLV動画をのせておきます。
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by snowmelt | 2007-07-31 23:21 | ベニマシコ | Comments(0)
2007年 07月 30日

アカハラの鳴き声 さえずり動画

夕方にアカハラのキョロンキョロンという鳴き声を聞けば、なぜか郷愁に誘われる。
北海道東部の原野の川畔林から響く鳴き声だと錯覚する。
「鳥と森と草原」という周はじめのモノクロームの写真集があるがその中にはアカハラの写真は出ていないのに、故郷のアカハラの声が聞こえるイメージと重なる。

全く別な写真なのに、アカハラの親が嘴からあふれでるエサをヒナに与えている写真。
何匹ものミミズをどうやって、くわえるのだろうという今でさえの不思議。

昔の写真は、卵の写真も育雛の写真もあったなと今更ながら思う。
そうして、そういう写真を見ることで鳥について知り得たことが多かったなとも思う。
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ここにアカハラの鳴く姿(私には、囀り、というのはこの大きさ以上の鳥にはあまりピンとこないので)のFLV動画をのせておきます。下北半島にて。
下線部をクリックするとFLIPCLIPの動画がでます。(ふしぎにこの声はこちらのほうがききやすい)



次の画面中央の三角印▲をクリックするとYouTube動画が出ます。


鳥を見る人間の数が増え、
その中には心ないひと、目的が純粋に鳥をみることとは異なるところにあるひとが増えたので、
あるいは生き物の暮らしに無知なひとがふえたので、
野鳥の生活を脅かすことになりなねない巣やヒナや育雛の写真は撮らないようにしようという暗黙の方針ができ、
巣やヒナや育雛の写真はあまり公にならないようにということになったのではないだろうか。

だいたい野鳥の子育てにまで立ち入ることは悪だということになって、
只眺めているだけと云うのが善の方式ができたように思う。

それはある意味では良いことなのだけれど、
反面、野鳥に対しての距離をおきすぎているので、鳥そのものを深く知り得ない、もっとよく視て知って慈しみを感じるところまで到達したいのだけれどそうしてはならないというむなしさをつくりあげているのを感じているひとはいないだろうか。

でも、屋久島のメジロを金儲けに密猟したりするのも、需要があるからこそだろうし、
金がなくては生きていけないし、
地球を食い尽くす方向につきすすんでいるのでしょう。何年もつのだろうか。

愛は地球を救うなんて、嘘だろう。
長生きは地球を滅ぼすという本があるが、これは真だろう。
愛は地球を滅ぼすことにつながると私は思う。
今の世の中、どうもよくないね。

by snowmelt | 2007-07-30 23:51 | 鳥類 | Comments(5)
2007年 07月 30日

ヨコバイの一種 FLV動画

ブチミャクヨコバイというヨコバイの仲間でしょう。幼虫は二又しっぽになっている。
はじめてみました。なんだこれエビのしっぽ?
左右に体を揺らしてピョンというところでヨコバイかー。
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ここに、このスチル写真より年寄りそうなブチミャクヨコバイの仲間のFLV動画をのせておきます
動きを見れば、腕立て平均台的、腕立て中途半端倒立?

by snowmelt | 2007-07-30 19:55 | 昆虫 | Comments(0)
2007年 07月 29日

アシナガバエの一種 動画

下北半島太平洋岸の砂浜で、細流が海に向かって流れていきます。
海に行き着く前に砂地に吸い込まれてしまうようなところにいました。

ハエの掲示板にきいたところ、アシナガバエの一種とまでしかわかりません。

双翅目はなめるか、刺すか、すうかと思っていましたが、このハエは歯の弱いひとがスルメイカをしャぶるように、乾いた昆虫をしゃブっているようにみえます。
早送りするとエサはくるくるくるくると口で回転しています。

こちらがオスです
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次がメスです。
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ここにアシナガバエの一種のFLV動画をのせておきます。
背景の音は太平洋の海鳴りです。



by snowmelt | 2007-07-29 23:30 | 昆虫 | Comments(0)
2007年 07月 29日

ハエの眼

複眼があまりにもみごとなので一枚。
神様でないと造れない。
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by snowmelt | 2007-07-29 21:26 | 昆虫 | Comments(0)
2007年 07月 29日

ハギツルクビオトシブミ

色が真っ黒ですがヒゲナガオトシブミでしょう。と昨日書きましたが、ハギツルクビオトシブミでしょうと訂正します。
近づくと直立し触角を垂れ下げます。
離れて見ているとしばらくして触角をひろげ動き始めます。
近づくとまた天を仰いでかたまったまま、死んだふりなのか。
ほかの虫のように、かたまって転げ落ちるようなことはない。
足をひろげて、きわめて安定。
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by snowmelt | 2007-07-29 21:13 | 昆虫 | Comments(0)
2007年 07月 28日

シマバエのなかま

双翅目の掲示板で聞いたら一応シマバエのなかまということでした。
このような顔つきのハエは以前撮った事がありますが、
こんなころんとした体型ではありませんでした。
体長2から3ミリのハエです。触角も単純じゃない。
いろいろいて面白いです。
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青森県立美術館のキャラクターではないでしょうが、
なんという画家かわからないのですが、
こういう目つきの子供の絵を得意としているのがあったなと私は思うのですが、
思い当たりませんか。

by snowmelt | 2007-07-28 12:18 | 昆虫 | Comments(0)
2007年 07月 27日

ベニマシコ 地鳴き FLV動画

ベニマシコの鳴き声といえば、ヒッホヒッホ、ピッポピッポの地鳴きでほとんど印象づけられている。
夏の鳴き声と冬の鳴き声での違いはないでしょうね。でも、メスもさえずりをするとはすごいね。
(私はメスの囀りはまだ聞いていない)役割分担はあまりないのか。
下嘴から、植物らしいのがはみ出ているが、これはヒナにもっていくエサだろうか。食事のしかたが雑なのか。明日確かめに行こうと思う。
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ここにベニマシコの地鳴き FLV動画をのせておきます。

by snowmelt | 2007-07-27 00:02 | ベニマシコ | Comments(0)
2007年 07月 26日

ベニマシコ さえずり FLV動画

ベニマシコについて、大抵の図鑑やホームページには「北海道と本州下北半島に繁殖」、ものによっては「普通に繁殖」などと書いてある。昔の書物にあったことをそのまま今でも通用するものでもないのでしょうがね。
2001年に「青森の野鳥」東奥日報社というのが発行されました。
青森県内の「野鳥の会」のエキスパート達が19人で執筆し写真提供や協力者を入れると90人が携わってつくった青森県内の鳥の図鑑です。
そこのベニマシコの説明には何とかかれていると思いますか。
「普通に繁殖」などと書いているひとに、見せてやりたいですね。
こう書かれています。「冬鳥として普通に渡来。下北で繁殖記録がある。」そして観察期間は1から5月と10から12月となっているのです。6、7、8、9月は白抜きです。
つまり、普通になんて繁殖していないのです。この本では地元の人は「下北で繁殖記録がある。」と云っているのですよ。
でも、わずかは繁殖しているのでしょう。
つぎの動画はベニマシコが杉の梢で囀っています。この動画は青森県下北半島での撮影です。
ヒッホヒッホ、ピッポピッポは聞き慣れているでしょうが、囀りはピッポのイメージからは、やや異様に私は感じます。
FLV動画にするとどうしても音が消える部分が多くて困るのですが、まあ雰囲気を味わってください。風邪ひきゼロゼロのベニマシコの声と思ってください。もっとピという高い音が入ります。
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ここにベニマシコのさえずりFLV動画をのせておきます。


ベニマシコについてはあとでもう少し書きます。
YouTubeにしてみました。


by snowmelt | 2007-07-26 00:17 | ベニマシコ | Comments(0)
2007年 07月 24日

ドクウツギ

名のとおり毒性植物らしい。
怖い名前がついている。ヨメコロシだと。
どう、想像したらよいのだろう。

葉にも実にも毒がある。全部じゃないか。
根にもあるとは書いていないが全体が毒だとある。
果実は甘い液で満たされるというので、子供たちには実を食べないよう教える必要があると書いてある。
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気をつけましょう。

by snowmelt | 2007-07-24 20:35 | 植物 | Comments(2)