北のフィールドノート

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2005年 11月 27日

カニムシがトビムシを獲る

カニムシの一種がマルトビムシの一種を捕らえていた。
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マルトビの跳躍器が伸びている。前に書いたように通常は腹のところに納められている。
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(恐山にて1989.11.13撮影)
カニムシという動物のイメージがまあまあ出来てきたでしょう。

by snowmelt | 2005-11-27 11:53 | 土壌動物 | Comments(0)
2005年 11月 27日

ツチハンミョウの一種の幼虫??

畑村洋太郎著「わかる」技術で、わかるということとは、人はテンプレートを持っていて、そのテンプレートと「要素の一致」「構造の一致」「新たなテンプレートの構築」があったときわかったということになると云っている。くわしくは本(735円)を読めばいいのでしょうが、「要素、構造の一致」とは自分の持っている(確かなわかっている)テンプレートに要素が一致するか、構造が一致するかがわかるということだと云っているのです。
 今回私の場合は「これはなんだろう、わからない」という虫を写真に撮しただけの「わからんプレート」を13年間そのままにしていたのです。
が、ハンマーさん(私のブログ2005.11.23記)のヒメツチハンミョウの幼虫の写真を見て、
13年前に撮ったのはこいつではないか、あのときは「アザミウマくらいの大きさだな、顔つきはカワゲラか、尾みたいなのも二本あるし、、、、」などとしかテンプレートの持ち合わせがなかったものが一瞬によみがえったのです。
あれではないかと、そのときのフィルムを探して見たらなんと、幼虫のコマのすぐ後にツチハンミョウの写真も撮っている。
この時は親子関係などとはちっとも考えられない。
(腹がでかいし卵はこれから産むのだろうとは思ったし)
13年間わからなかったことが「わかった」のです。たのしいよ。ずっと考えていた訳ではないけどね。
(以前、13年後に動物の足跡の正体がわかったときもたのしかったけど)
ひとつ私自身にテンプレートが追加されたかな。
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ニリンソウの種子を集めにきたアリとツチハンミョウの一種?の幼虫(1992.6.1恐山)
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すぐ近くには成虫がいた。親かどうかはわかりようがない。
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来年はもっとよく見てみよう。

by snowmelt | 2005-11-27 11:31 | 昆虫 | Comments(0)
2005年 11月 24日

ヨコエビ目 ハマトビムシ科の一種

山の中の落ち葉や、石や倒木の下にはこういうヨコエビ目、ハマトビムシ科のものが沢山いる。
山に浜トビムシ?と思うけど名前は種になるとナントカオカトビムシになったりしている。
これはナントカハマトビムシかもしれない。寒いからか、なかなか動かないようなのもいる。
凍死ではない。
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突然に動き出して跳ぶ。
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腰を丸めて寒そー。
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足つきも寒そー。

by snowmelt | 2005-11-24 23:43 | 土壌動物 | Comments(0)
2005年 11月 23日

ヒメツチハンミョウの一種

甲虫の仲間だが、どう猛な道教えのハンミョウとは関係ない。
今日は(2005.11.23)は雪の上を歩いていた。
成虫越冬をする。この時期のヒメツチハンミョウの一種の雪上歩行は通常の行動だろうか。
以前、12月に歩いているのを見たが、その時は雪がなかった。
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ムカシトンボのヤゴは4月5月のまだ雪が沢山残っている時期に川からはい上がって雪上歩行をして、どこかに移動し、6月に羽化して飛ぶ。この意味もわからないが、ヒメツチハンミョウの一種の雪上歩行も意味がわからない。
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カンタリジンという毒を体液に含んでいるらしい。素手で触ったことはない。
これはオスだ。触角の複雑な形状でわかる。メスは複雑さがない。
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数年前の春先、交尾の時にこの触角をどのように使うかを見てしまった。驚嘆。
似たような(同じでない感じ)ことが、「イツカク通信発行所」04.4.10に書いてある。
これの幼虫に関してはハンマーさんが記してある。すごい。
来年見ることができたらいいが。

by snowmelt | 2005-11-23 23:36 | 昆虫 | Comments(1)
2005年 11月 23日

育雛中の鳥の巣の撮影は

 今年、白神山地でクマゲラの繁殖が確認できなかったと陸奥新報の記事がありました。
クマゲラは決して原生林にだけすむものではありません。伐採するときに残した木にも巣穴をほったりする、あまり木が込み入ったところを飛ぶことは好まない、ある程度の開けた空間が必要というキツツキです。人が近づくと、これには敏感で木の陰にまわってチラッとこちらの様子を覗う。繊細ともいえる神経です。

 白神山地のクマゲラは今どうなっているのでしょうか。地球温暖化で居なくなったのでしょうか。見えないどこかに行ったのでしょうか。奥赤石川地域のは高齢だったので死亡したという理由がありますがそれが最大のものでしょうか。
 自然に消えたと思う人はいないでしょう。

 昭和45年の頃、野鳥の写真がはやってきた時期でした。考えられない愚かな行為がありました。アオサギのコロニーで雛の写真を撮りたいからと、幹ごと切って梢の巣を下におろして「アオサギの巣と雛」という写真を撮りだした人が出てきたのです。これは最低の撮り方でしたが、よく見えるように枝を折るとか、茎を切るとか、道をつけたために外敵に捕られて育雛を失敗するなど、似たり寄ったりのことが出てきたのです。

 育雛中の鳥の巣を撮影するということは、正常な繁殖活動を妨げる危険を伴うことはそのころから野鳥の写真を撮る人たちには十分わかるようになっていたのです。

 白神山地が世界遺産になってからでもなる前からでも、人が入り込んで行く、写真を撮りに行く、ということはクマゲラにとってストレスが皆無ということはないのです。レンズよっては遠くからでも写真におさめることができるようにはなりましたが、繁殖活動を妨げる危険があると考えることができない人もまた増えてきたと「バーダー」でも書かれています。

 動物行動の映像データベースの作品の中に生け垣につくった巣で雛を育てるキジバトの映像があります。ピジョンミルクを与える親鳥などが撮影されています。きれいな画像です。育雛途中で雛がいなくなりました。外敵に捕られたのでしょう。突然に雛のいなくなった巣で親鳥が探しているような姿があります。鳥でも愛情らしさもあるし、世の中弱肉強食だからなと感じるのでしょう。ある意味お涙ですので一般投票で良い点が入っています。

 ところで、どうして外敵に捕られたのか、それを考えた上で評価したのでしょうか。
撮影するために生け垣の枝葉をよけて空間をつくっている。そこを外敵がかぎつけ雛を見つけ出し襲うはめになったと、見たなら感じませんか。もちろん枝葉をよけることをしなくても、外敵に襲われたかもしれません。しかし、襲われる度合いは格段にちがうものだったでしょう。

 この映像をみたある人は「雛がカラスか何かに捕られるところも撮せばもっと良かったのに」と言ったとき、一般の人の考えとはこういうものかとあきれました。小説にありましたが、スクープをねらって事故を起こさせるとか、以前には珊瑚にイニシャルを自分で描いて自然破壊として報道するとか、そんな世の中ですが、私には、これでいいのかよ人間は、と思うのです。
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by snowmelt | 2005-11-23 01:02 | 鳥類 | Comments(1)
2005年 11月 21日

イツマデガイ 下北半島にて

イツマデガイは
故波部忠重先生が下北半島の石灰岩地帯である桑畑山(くわはたやま)・尻屋(しりや)の古環境を調べたところ沢山のイツマデガイの化石が出てきたのに、なぜ現生種がそこにいないのか不思議がっていた。
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40㎞ほど離れた恐山で採集した現生のものを送ったとき、やっぱりいましたねと安心しておられた。
以来、下北をかなり探し歩いているが、あと一カ所、佐井村から見つけただけだ。
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これらの写真は2005.11.20佐井村で撮ったものである。
このまま冬ごもりに入る。

by snowmelt | 2005-11-21 22:53 | 陸産淡水産貝類 | Comments(0)
2005年 11月 20日

ユキガガンボ クモガタガガンボ 雪上歩行

ユキガガンボが出てきたよ。今日は細っこいやつ。
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最初は高山帯か北海道に出るものかと思っていたが、下北はなんということもない所に出る。
といっても二回くらい降った雪が溶けずにまだ残っているところを歩いていた。

羽のあるガガンボもよたよた歩いたりすこし飛んだりしている。
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こんな姿で出てきて繁殖なのだろうがたいしたものだ。

by snowmelt | 2005-11-20 23:53 | 昆虫 | Comments(0)
2005年 11月 20日

サケ 遡上終盤

下北半島の陸奥湾側の河川ではサケの遡上が終盤をむかえている。
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これらは河口から2キロもいかないところだ。
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かなり傷んではいるが、まだホリ(産卵床)を掘っているもの、争っているものが見られるのでここで産卵しているのだろう。
ここでは、川幅を全部柵で仕切っている。岸に近いところに捕獲用の檻が沈められていて、遡上しにきたサケを檻ごと引き揚げ捕獲している。
捕獲してからどうするかって。棒で撲殺するのさ。三人か四人で頭をたたいている。
こっち岸に近いところは道路そばなので車を止めて見ていれば、暴れている音と、ゴンゴンゴツと撲殺音が聞こえる。あの人達は仕事でやっている。近くにふ化場があるのでたたいて、そのまま持っていき、ふ化に使うのかもしれない。あるいは漁協に行くのかもしれない。

我々は生き物を食べて生きている。自らの手を下さずに誰かが処理した物を食べている。
アイヌの人々はすべての生き物や物に神(魂だろう)があるという考えを持っていた。今もそうかもしれない。サケやシカは多かったので一匹一匹送ってやるべき神はないようだ。
クマやその他の小動物には目と目の間に神(魂だろう)がある(いる)。
その生き物を丁重に殺すとき、その生き物は肉や皮を我々のもとに置いて、眉間の神は上に登っていき、再び、肉と皮を着てまたきっとやってきてくれる。
サケの場合、魚は魚を支配する神、または魚をおろす神の握っている袋のなかにある。この神が機嫌がいいときは袋がひらかれ豊漁になる。
魚のことをアイヌの人々はチェプ(主食という意味)と呼んだ。サケは川でとれる最も重要なものであったので、シペ(シ・イペで本当の食糧の意)とか、カムイ・チェプ(神の魚)とか云った。
もちろんサケに魂が存在する。頭をたたく棒は新しいヤナギかミズキの片方を削った美しいイサパキクニ(頭叩棒)をつかう。それが礼儀だ。もしも川の石や腐った木で頭をたたくと、魚は悔し泣きになきながら、魚を支配する神の所に帰るので、神は怒って魚をおろさなくなる。(コタン生物記Ⅱ更科源蔵・光著の内容の一部)
我々は生き物の命を戴いているという感覚が麻痺してしまっている。
青森県で地域起こしのためにサケ釣りを解禁させるという。
ゲームだ。
どこそこの町でサケのつかみどり競争だと。飽食の日本だから、我々が生きるために食べさせて戴くという感覚は全くなく生命をもてあそび、生き物を殺すことを奨励している。
テレビの中で楽しがってサケを捕まえてる子よ、宇宙人がやってきて、ゲームのために人間を狩る、あるいは、追いかけて殺すといったことになったときと同じだと思うんだがね。そんな風には考えないかね。宇宙人はこないけど。

by snowmelt | 2005-11-20 00:17 | 淡水魚類 | Comments(0)
2005年 11月 18日

キクイタダキ 窓ガラスに衝突 落っ!!

「かわいそ!、窓にバンと当たったの。見て」とK女史が云う。
手にしてきたのは、日本で最小の鳥のキクイタダキだ。
嘴を半開きにして、目を閉じている。呼吸はしているようだ。
「しっかりしろ、起きろ」とまぶた(鳥は下のまぶた)を指であけてやっても、力なく目を閉じる。
ここは二階である。ガラスにぶつかったので、なんだろうと窓をあけて下をみたら、鳥が落ちていたので拾い上げてきたのである。
頭に菊の黄色い花を戴いているようなので[キクイタダキ」という。
また、この前のノゴマ(このブログ2005-10-13)のように標本になってしまうのか。
「もうダメだろうな」と云いながら、フロッピーケースにキムタオルを敷いて、「ダメだと思うけど、一応これに入れて暗くしておこう」 ということでケースを布(雑巾)で覆っておいた。

小一時間後、冷たい骸を見ることになると思いつつ布を取り除くと、
あれまビックリ、つぶらな目をぱっちり開いて、しゃきっとしているではないか。
おー驚異の復活再生。
よかったよかった。取り上げると「チィリィリィリィ」と鳴いているではないか。
記念写真を撮影をし始めたら、頭の中央の黄色部分が見えるように羽毛を開いた。
黄色以外に赤みがあれば雄だという。これは雌かな。
窓をあけて、「さあ、行け」と、手を開くと、ぷるっと羽音をさせて飛んだ。またガラスにぶつかるなよ。
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キクイタダキは今は群れで移動しているだろうから、仲間に追いつくだろうかという心配はあるが、そこまで責任はもてない。大丈夫ということにしておこう。
(2005-11-15のこと)

by snowmelt | 2005-11-18 23:39 | 鳥類 | Comments(2)
2005年 11月 14日

センシゴケの仲間あるいはそのもの 地衣類

地衣類も気をつけてみるとなかなかだ。
幹にセンシゴケだと思われるのがあった。
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ネットに地衣類の会があるのであとで聞いてみようと思っている。

ついでに樹皮の皮目(ひもく)に目がいった。
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口だけ、唇だけ表面に残されたようだ。
これを見てると
何とつぶやいているか読み取れないが、(あたりまえ)
口つきで人の感情、性格までを判断しているところがかなりあるなと感じた。
ここから、空気を出入りさせてるってー。

by snowmelt | 2005-11-14 23:51 | 地衣類 | Comments(0)