北のフィールドノート

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カテゴリ:鳥類( 406 )


2005年 12月 01日

ヤマセミ 下北半島にて

何十年も前だが、北海道で家の近くに金偏に當たると書いてトウ、そして別れると書いてトウベツと読む川、トウベツ川が流れていた。川をまたぐ電線によくヤマセミが飛んできては留まっていた。魚を狙っていたのか、飛び込んで獲っているところは見ることはなかった。
近くに2,30メートルの土崖があり、上から7,80センチのところにヤマセミが巣穴を掘っているのを見つけた。それは順調で雛が育ちはじめたようだった。崖の上は草地でいくらか木が生えている。その川に向かってはりだした枝に留まり、獲ってきた魚の頭を嘴の先の方にくわえなおして雛へ与えるため巣穴に飛びこんでいく。後ずさりしてそのまま落下し、翼をひるがえし、近くの流れに飛び込む。体についた泥を落とすためだろう。ヤマセミの子供は巣立ち、家族で電線に留まっていた。今も居るだろうか。居ないだろうな。
下北では、川に面して2,30メートルの土の崖があるところ、巣穴の最適地は見あたらない。
でもヤマセミは居るから、低い崖に巣を作っているのだろう。カワセミはこの頃は護岸コンクリートに穴をあけた人工「カワセミブロック」に巣を作る。自然状態で巣穴を掘ることはだんだん難しくなってきている。
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2005.11.26 むつ市にて

by snowmelt | 2005-12-01 00:33 | 鳥類 | Comments(0)
2005年 11月 23日

育雛中の鳥の巣の撮影は

 今年、白神山地でクマゲラの繁殖が確認できなかったと陸奥新報の記事がありました。
クマゲラは決して原生林にだけすむものではありません。伐採するときに残した木にも巣穴をほったりする、あまり木が込み入ったところを飛ぶことは好まない、ある程度の開けた空間が必要というキツツキです。人が近づくと、これには敏感で木の陰にまわってチラッとこちらの様子を覗う。繊細ともいえる神経です。

 白神山地のクマゲラは今どうなっているのでしょうか。地球温暖化で居なくなったのでしょうか。見えないどこかに行ったのでしょうか。奥赤石川地域のは高齢だったので死亡したという理由がありますがそれが最大のものでしょうか。
 自然に消えたと思う人はいないでしょう。

 昭和45年の頃、野鳥の写真がはやってきた時期でした。考えられない愚かな行為がありました。アオサギのコロニーで雛の写真を撮りたいからと、幹ごと切って梢の巣を下におろして「アオサギの巣と雛」という写真を撮りだした人が出てきたのです。これは最低の撮り方でしたが、よく見えるように枝を折るとか、茎を切るとか、道をつけたために外敵に捕られて育雛を失敗するなど、似たり寄ったりのことが出てきたのです。

 育雛中の鳥の巣を撮影するということは、正常な繁殖活動を妨げる危険を伴うことはそのころから野鳥の写真を撮る人たちには十分わかるようになっていたのです。

 白神山地が世界遺産になってからでもなる前からでも、人が入り込んで行く、写真を撮りに行く、ということはクマゲラにとってストレスが皆無ということはないのです。レンズよっては遠くからでも写真におさめることができるようにはなりましたが、繁殖活動を妨げる危険があると考えることができない人もまた増えてきたと「バーダー」でも書かれています。

 動物行動の映像データベースの作品の中に生け垣につくった巣で雛を育てるキジバトの映像があります。ピジョンミルクを与える親鳥などが撮影されています。きれいな画像です。育雛途中で雛がいなくなりました。外敵に捕られたのでしょう。突然に雛のいなくなった巣で親鳥が探しているような姿があります。鳥でも愛情らしさもあるし、世の中弱肉強食だからなと感じるのでしょう。ある意味お涙ですので一般投票で良い点が入っています。

 ところで、どうして外敵に捕られたのか、それを考えた上で評価したのでしょうか。
撮影するために生け垣の枝葉をよけて空間をつくっている。そこを外敵がかぎつけ雛を見つけ出し襲うはめになったと、見たなら感じませんか。もちろん枝葉をよけることをしなくても、外敵に襲われたかもしれません。しかし、襲われる度合いは格段にちがうものだったでしょう。

 この映像をみたある人は「雛がカラスか何かに捕られるところも撮せばもっと良かったのに」と言ったとき、一般の人の考えとはこういうものかとあきれました。小説にありましたが、スクープをねらって事故を起こさせるとか、以前には珊瑚にイニシャルを自分で描いて自然破壊として報道するとか、そんな世の中ですが、私には、これでいいのかよ人間は、と思うのです。
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by snowmelt | 2005-11-23 01:02 | 鳥類 | Comments(1)
2005年 11月 18日

キクイタダキ 窓ガラスに衝突 落っ!!

「かわいそ!、窓にバンと当たったの。見て」とK女史が云う。
手にしてきたのは、日本で最小の鳥のキクイタダキだ。
嘴を半開きにして、目を閉じている。呼吸はしているようだ。
「しっかりしろ、起きろ」とまぶた(鳥は下のまぶた)を指であけてやっても、力なく目を閉じる。
ここは二階である。ガラスにぶつかったので、なんだろうと窓をあけて下をみたら、鳥が落ちていたので拾い上げてきたのである。
頭に菊の黄色い花を戴いているようなので[キクイタダキ」という。
また、この前のノゴマ(このブログ2005-10-13)のように標本になってしまうのか。
「もうダメだろうな」と云いながら、フロッピーケースにキムタオルを敷いて、「ダメだと思うけど、一応これに入れて暗くしておこう」 ということでケースを布(雑巾)で覆っておいた。

小一時間後、冷たい骸を見ることになると思いつつ布を取り除くと、
あれまビックリ、つぶらな目をぱっちり開いて、しゃきっとしているではないか。
おー驚異の復活再生。
よかったよかった。取り上げると「チィリィリィリィ」と鳴いているではないか。
記念写真を撮影をし始めたら、頭の中央の黄色部分が見えるように羽毛を開いた。
黄色以外に赤みがあれば雄だという。これは雌かな。
窓をあけて、「さあ、行け」と、手を開くと、ぷるっと羽音をさせて飛んだ。またガラスにぶつかるなよ。
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キクイタダキは今は群れで移動しているだろうから、仲間に追いつくだろうかという心配はあるが、そこまで責任はもてない。大丈夫ということにしておこう。
(2005-11-15のこと)

by snowmelt | 2005-11-18 23:39 | 鳥類 | Comments(2)
2005年 10月 13日

渡りの途中の事故

走行中、車にぶつかった鳥は今までに三羽いる。二羽は不明だが、
一羽は車を止めて戻ったらアオジだった。
かわいそうなことをしたと道路そばに石を重ねて葬った。
次の日、同じところを通ったので、車をとめて見てみたら、獣か何かに採られた跡があった。
南無。
で、窓に衝突した鳥が居るという。どんなのだと聞くと、『喉が赤いよ』『トシキが埋めたよ』
おー、ノゴマだろうか。
トシキに云った。「ほしい」と。
『いいけど、埋めて、割り箸たててやったのに』「わるい、でもほしい」...なんという俺だ。

夜に彼は持ってきた。少し雨の降る中を。
墓あばきをしてきた鳥、おー、喉の赤いノゴマ、しかし、また図鑑と比べ、間違いなくノゴマ。
北海道から南へ渡る途中だろうに。
バンディングをやっている人(北海道)に、ノゴマは低いところを移動するよと聞いたことがある。
ずっと残る姿にした。土に帰さなかった。南無。
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by snowmelt | 2005-10-13 23:41 | 鳥類 | Comments(0)
2005年 08月 05日

ホント人間って、かってなんだから(母ガモ)

お母ちゃん、前の方、なんか行けないよ。
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子供たち!!!!上がってこれない!!ホラっ。
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(ぴーぴー)  この子たちにはムリかねー。
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ったくもー、人間達って勝手なんだからこんなコンクリート用水路に落ちたら一生上がれないんだからーもー。しょうがないから、下流にいってみよー。
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カルガモだけじゃないよー。俺たちみんな死んじゃうよー。(死んじゃったよ。メダカ、タガメその他大勢の魂、つぶやく)。むつ市にて

by snowmelt | 2005-08-05 22:51 | 鳥類 | Comments(0)
2005年 08月 04日

ハッシーあらわる

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おっ、と思ったがなんのこたあない。

むつ市の早掛沼(はやかけぬま)には、ブラックバスが放流されてしまった。
マミズクラゲが出るような沼ですのに。生態系が壊れていく。
ザンネンっ。
人工の沼ではあるけれど。

by snowmelt | 2005-08-04 23:00 | 鳥類 | Comments(0)