北のフィールドノート

snowmelt.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 05月 22日

淡水アミと汽水イサザアミ

青森の太平洋岸の汽水沼のイサザアミ(でしょう)と
すこし前の淡水の用水路のアミとを並べてみます。
淡水アミと汽水イサザアミ_e0039759_2157086.jpg

次は尾節の拡大です。
淡水アミと汽水イサザアミ_e0039759_2158027.jpg


ちがいそうですね。体長は淡水アミは13ミリくらいのものです。
淡水アミと汽水イサザアミ_e0039759_22304120.jpg


by snowmelt | 2008-05-22 21:59 | カイエビなどの淡水生物 | Comments(3)
Commented by あなたのヤドリムシ”Nob!! at 2009-02-11 21:31 x
はじめまして、Nob!!と申します。ゆめえび様、gattsurist様のご紹介で、拝見に参りました。スゴイサイトにビビッています。
お示しのアミはイサザアミですね。淡水のも汽水のも。イサザアミとクロイサザアミは今は同じ種類と考えられています。どっちの名前が有効だったか忘れましたが...
近いうちにきちんと調べてまたコメントいたします。
Commented by snowmelt at 2009-02-15 20:41
あなたのヤドリムシ”Nob!!さん、おいでくださいましてありがとうございます。そちらにもおじゃまいたします。
淡水も汽水も同じ種ですか。北海道塘路湖のイサザアミの場合は古釧路湾のあったなごりで汽水の期間も長いような気がします。ここは貝塚からシジミが出ていますのでこちらも汽水の時期はあったのですが、その後ただ海水が後退しただけで湖も沼もないところにただ山の水が流れているだけなので、どうやって純淡水化できたのか不思議です。その辺お聞かせねがえればと思います。
Commented by あなたのヤドリムシ”Nob!! at 2009-02-16 23:59 x
管理人さま、鋭いご指摘です。文献からの引用で恐縮ですが、このような事例はあります。
「かつて霞ヶ浦は利根川を通して海水が侵入していた汽水湖でしたが、1963年に常陸川逆水門ができて以来、湖の淡水化が進んでいます。湖の淡水化にともないイサザアミは消失するものと思われていましたが、淡水湖となってからも見られている。」
当方のブログにもページを新設いたしました

参考文献
1)花里孝幸.1998.ミジンコ:その生態と湖沼環境問題.230 pp.名古屋大学出版会,愛知県.


<< ハチに擬態していると思えるハエ...      クロテンカマアシハシリバエ F... >>