北のフィールドノート

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2017年 04月 28日

十三湖風力発電が着工・ずるさがないか。環境省を欺し無視したか。

経産省はどういう理由付けで許可したのだろう                    下北自然学巣 大八木 昭

以前、津軽十三湖風力発電の事を書いた。
改訂・十三湖風力発電事業とは・・。青森県人に良識はあるか。再追記あり 」というやつである。

しかし、しかし、やられてしまった。

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環境省のホームページ
(仮称)津軽十三湖風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について(お知らせ)の
(1)事業計画の見直しについて
・対象事業実施区域及びその周辺はガン・カモ・ハクチョウ類等の主要の渡りのルート及び飛来地として、また、オジロワシ等の希少猛禽類等の生息環境として重要な地域であること、本準備書によるマガン等の渡り鳥に対する衝突確率の予測結果から、特にマガン等の渡り鳥に対する環境影響は著しいものとなる蓋然性が高く、本準備書に記載された環境保全措置では、環境影響の回避・低減は不十分であり、マガン等の渡り鳥などの採餌場・移動経路等に位置する対象事業実施区域の位置の変更を基本として、事業計画の見直しを行う必要がある。
ヒアリング意見 立教大学上田恵介 教授
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環境省は渡り鳥に影響を及ぼす影響があるので事業の見直しを求めた様だがうまくすり抜けたのではないか。

「つがる市を建設地から外すなど計画を修正」とあるが、渡り鳥に一番影響を与える地域の五所川原十三地区と中泊町田茂木地区をそのままに、その他のつがる市を外して、配慮しましたとすり抜けたのだろう

つがる市の地図をところと渡り鳥の飛ぶ経路をよく見よう。赤い○が100㍍を越える風力発電風車の位置である。

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「つがる市を外すことで修正した」とは詐欺的な言い方だろう。

これは詐欺的とわからないのか、当時の丸川環境大臣が変わったのをねらったか。素人の役人だってわかるのでは。

当初の津軽十三湖風力の予定地にプラスしてその西部に建設地を増やして(つがる市の分か)もいる。

騙したのは誰だろう。
騙されたのがわかっているのか環境省は。なんだろう経産省は。経産省も騙されたか。経産省も環境省を騙したか、環境省を無視したか。あるいは環境省も仲間なのか。

以前の記事を再掲しよう。
次の図の四角の中にはオオセッカ、コジュリンなどがはいる
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1975年学習研究社から『「この鳥を守ろう」それが人の命をまもる』というのが出版された。
(発行 霞会館 編集 山階鳥類研究所)

『総論 その中には『なぜ鳥を大切にしなければならないのでしょう』は山階芳麿 自らが書かれている。

各論でオオセッカについては『保護上の問題点 特殊鳥類には指定されていますが、その生息地と共に天然記念物に指定されることが望まれます。とくに繁殖地である低湿草原は機械力が増大した現在は、開拓されるおそれが多分にあります。』とあり、

コジュリンについては『日本列島特産亜種ですから、その生息地を保存して減らないようにしなければなりません。やはり1~2ヶ所は天然記念物にして環境を変えないようにしてやる必要があります。』と書かれている。

山階鳥類研究所の創設者 山階芳麿 元皇族の言われたことを経済産業大臣 世耕 弘成(せこう ひろしげ)は全く無視し、岩木川下流域でなくとも風力発電はできるのではないかなどと全くいわずに、着工を許可したのだろう。

日本鳥学会の会長だった立教大学上田恵介 教授の提言である「ガン・カモ・ハクチョウ類等の主要の渡りのルート及び飛来地として、また、オジロワシ等の希少猛禽類等の生息環境として重要な地域であること、本準備書によるマガン等の渡り鳥に対する衝突確率の予測結果から、特にマガン等の渡り鳥に対する環境影響は著しいものとなる蓋然性が高く、本準備書に記載された環境保全措置では、環境影響の回避・低減は不十分であり、マガン等の渡り鳥などの採餌場・移動経路等に位置する対象事業実施区域の位置の変更を基本として、事業計画の見直しを行う必要がある。」という事を全く無視して、なぜ岩木川下流のその地でなければならないのか、その理由付けもなしに経済産業大臣 世耕弘成は着工を許可したのだろう。
世耕弘成大臣の責任はないのか。

風力発電を絶対反対などと言っているのではない。その地域ははずして別の風の条件のいいところにつくれないはずはないではないかと言っているのだ。
よりによって岩木川下流という地域を選ぶべきでないということなのだが。

綸言汗のごとしなのだろうが、着工許可した経済産業大臣世耕弘成はこのままでよいのだろうか。

本来、津軽十三湖風力発電は国と青森県の体勢が整っていない段階での発電計画であって環境アセスの必要のない計画だったという。発電会社が好意で環境アセス調査をし、型どおりすめば、問題ないと計画を進める手はずであったのだろう。
青森県は何の権限もない状態だけだった。
頼みの綱は環境省だったのだが、経産省にはかなわないのだろう。
環境省も信頼できるものになってくれと願いたいがどうも無理だろうな。どうにかならないのだろうか。

日本の渡り鳥の東北ルートの集中域と、日本に二ヶ所しか集まらない二種の特殊鳥類の繁殖地のど真ん中に
風力発電を立てて良いと許可したのは経産大臣世耕弘成(せこうひろしげ)であると
記憶しておこう。
これを問題にしないマスコミもまあ、かなし。フェイクニュースがはやるこのごろですし。

東奥日報の記者は「つがる市を外すことで修正」など、全く問題解決していないことは報告書地図をひと目みればわかることを、配慮したのだなと読者を誘導しているなど、ひどい記事をぬけぬけと書いている。

記者名をぬいている(文章の最後に記者名をいれていない)ことも責任の所在をあきらかにしないずるい記者精神の持ち主だと感じる。

by snowmelt | 2017-04-28 20:47 | Comments(0)


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