2006年 01月 23日

オドリバエの一種が運んできたもの

3年前の6月、カワさんは一休みしていた。
廊下の方から部屋のなかに一匹の虫が飛んできた。
ゆるゆると。見れば形がヘンだ。何かがぶら下がっている。
そやつは目の前をすぎて壁に留まった。カワさんは「なんじゃい」とつぶやいて、太い指でそやつをチョイとつぶしてしまった。壁に圧死である。
「おー、蚊みたいやつ。ダニつきか」と圧死したものをセロテープで貼りとってもってきてくれたのである。
「ハエだ」。私は驚いた。「おいおい、ダニじゃないよ。カニムシじゃ~~」「カニムシがハエにくっついてるってえ~~」「オラ見たことない」「すげえー」「ビックリ」「ドッテンしたじゃー」。ありとあらゆる驚嘆符をつけたい。

あの土壌動物と云われるカニムシがだよ、その左の鋏でオドリバエの後脚に掴まってずっと廊下を飛行してきたのだよ。
方向から考えるといくら短くても外から10メートルは飛んでるだろうに、但しそこにはカニムシはいそうもない。
棲んでいそうな所からからだと数十メートル飛んでるかも知れない。

昆虫に寄生するダニがくっついていることはザラにあるけどね。

どうしてこういうことになったのだろう。
カニムシは目の前にうごくオドリバエの脚をエサとねらって鋏で掴まえた。ところがオドリバエはなんだ「おめえーは」と飛び立った。体長3~4㎜のオドリバエは、自分をとろうとした体長3ミリほどのカニムシをぶらさげたまま。
また別解釈。カニムシはいつもこうやって移動手段にオドリバエを使っているのです。
へ~ィ、タクシーヘリコプターってね。
カニムシの大冒険ってとこか。南無。
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by snowmelt | 2006-01-23 00:03 | 昆虫 | Comments(2)
Commented by pftaro at 2006-01-28 21:12
あけましておめでとうございます。本日、今までの分、すべて見ました。写真が美しいです。これからもよろしくお願いします。
Commented by snowmelt at 2006-01-29 00:28 x
こちらこそ、どうぞよろしく。ところで青商21のTですか。修旅の写真にジョージさんが写ってましたが、まさかね。


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