北のフィールドノート

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2006年 01月 15日

セッケイカワゲラ ユキクロカワゲラ

北海道でも青森でも雪の上に出てくるこの手のカワゲラやトビムシは一般には雪虫とは云わないと思う。
白い綿毛のついたアブラムシ(トドノオオアブラムシ訂正 トドノネオオワタムシなど)が秋口、寒くなって飛ぶのを見て雪のような虫、そろそろ雪が降ってくる冬になるねと思わせる虫なので綿毛のついたアブラムシを雪虫(ユキムシ)と呼ぶとずっと思っている。
雪の上にいるからユキムシだってぇー。真っ黒くろすけでもぉー。このセンスは解せない。
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セッケイカワゲラ(雪渓カワゲラ)と云う名がなかなか珍しいもののであるかのようで誤解されるといけないというのでユキクロカワゲラと呼ぶ人もいるようだが、セッケイカワゲラの方が断然かっこいいね。中学生の時、川岸の雪の上を、このセッケイカワゲラが行列をつくって川上の方へ切れもせず行進するのをずーっと見ていて風邪をひいた経験がある。
これらが地衣類を食べていると思われるのを撮したことがある。
似ていて胸にバットがないハダカカワゲラというのもいるらしいが、これはセッケイカワゲラだろう。

by snowmelt | 2006-01-15 20:56 | 昆虫 | Comments(3)
Commented by Celastrina at 2006-01-21 10:04 x
Snowmeltさん
お久しぶりです。
セッケイカワゲラ(私もこの呼び名の方が好きです)、よいですねぇ。
この冬は早くから雪が多いので、私はセッケイカワゲラに出会えるような場所へまだ行っていません。
ssp画像掲示板のトビケラ、拝見しました。
こうした虫たちに疑問を抱き、それらを解決すべくきちんと飼育して下さっていることがうれしいです。ただ採るだけでは見えないことが多いということに気付かない同好者が多いもので。
今回の年末年始は、雪から逃げ出すべくインドネシアの離島(南緯2度)へ行ってきました。目的は、命をかけてでも自らの手で調べてみたいと長年考えてきた特殊な生態のオバケシジミで、成功の可能性は2-3パーセントと見込んでいただけに成果が得られて感動しています。とはいえ、帰国後の気温差には面食らいましたが・・・・
いずれこうした虫たちについて、ゆっくり語り合いたいですね。

Commented by snowmelt at 2006-01-22 00:39 x
Celastrina さん
コメントありがとうございます。アリノスシジミおばけしじみを命をかけてでもというのはアリの攻撃からですか、ウィルス諸々ですか。すばらしいですねー。私は全く海外へ行ったことがありません。貴ブログを拝見しているといつも行動力に敬服しています。HPブログとも本当にすばらしく、うらやましい限りです。なんといっても息子をチョウの世界に引き込んだこと。(家は全然別な方向へといってしまって跡継ぎなし。継ぐほどのことはないけれど自然に入り込んでほしかったのに。)理科離れは中学校の部活体制が悪いと常々思っています。こちらは運動部か吹奏楽部ぐらいに3年間やめないという誓約書までとらされていたのですよ。自由に野山海を歩き回る子供達は絶滅種でしょう。私は中3のときある人に弟子入りして、そのおかげで自然を見る世界に入ったと思っているのですが、周りを見渡してもそういう関係の師匠と弟子の関係はなかなかいないようです。
子供の時が一番大事だと思いますね。N先生の息子達も畑が違いますね。Celastrina さんはすごい。
Commented by snowmelt at 2006-01-31 23:55 x
河野広道著作集Ⅳ、『雪虫ほか』という本をやっと探した。ユキムシのことを書いてあった本はどこだどこだと本棚を探したのです。私の記憶違いもあった。トドノネオオワタムシとちゃんと書いてある。しかし北海道の人たちはやはり綿毛のついたアブラムシを雪虫という。『雪虫の正体は昆虫類の有吻目に属するアブラムシ類の綿虫科に属する種類である。しかも一種ではなく、北海道に普通の雪虫だけでも十数種もの種類がいる。雪虫という名も綿虫という名も、ともにこの虫が雪白の綿のようなスカートをはいていることからうまれたものである。』昭和36年7月ぷやら新書、とあった。


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