2014年 04月 04日

ハシボソガラス

嘴細烏も名の通りだが、嘴太と比較してのことだ。
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中学生のとき、渡辺貞治君から、カラスのヒナをもらった。

口をぱっと上にひらいてエサをほしがる。そこに指でつまんだ食べ物をいれる。

全身で飲み込む。

「ガーこ」となづけた。

羽が生えて、すこし飛べるようになった。鶏小屋みたいなものをつくって、中でエサをやる。

小屋の戸を開けると外へ出るがまた小屋に戻る。

夜は小屋の戸をしめて、次の日にはまた戸を開ける。主食は小屋の中にある。外へ出てまたかえってくる。

伝書鳩みたいなものだ。

「ガーこ」はハシボソガラスだった。

あるときは、戸をあけた小屋の中の「ガーこ」のエサをスズメたちがくすねに群がる。

それを、外から見ていた「ガーこ」は、スズメのどれかを小屋の中に追い詰めて捕らえて食ってしまった。

隣の石黒さんちの洗濯バサミや光るものを盗ってきては小屋の屋根の隙間に隠すのが、困った習性だった。

「ガーこ」がエサをねだるころは世話のしがいもあったけれどだんだんと「ガーこ」の世話はおふくろがしてくれて、「ガーこ」はおふくろになついていった。

おふくろが歩いて買い物などに出かけるときは、「ガーこ」は電柱の上から上へとおふくろについていく。

あるときは、いつもではない角を曲がって右へいこうとしていたら、まだおふくろが角に到達する前に「ガーこ」は、右に曲がったところの電柱に飛んで行ったのには、不思議な事だったよ、「人のこころが読めるんだ」と、おふくろは話してくれた。

結局、放し飼いも隣近所の迷惑になるし、自然には帰らなかったので、博物館内のカラスを飼育しているところに預けざるを得なくなった。そういういきさつさえもはや、おふくろの世話だけで飼われたということだ。

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by snowmelt | 2014-04-04 23:18 | 鳥類 | Comments(0)


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