北のフィールドノート

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2013年 11月 11日

昆布はアイヌ語

徹子の部屋で、海女ちゃんの夏ばっぱ役の宮本信子がでていた。

ナレーションのときに訛りがでたりすると云っていたときに

「ウニ、くうかー」の「ウニ」はう・に・ではなく、「う」と「の」の中間の音で「〇に、くうかー」と云うんだとのように聞こえた。

ウニは近世のアイヌ語辞典(知里真志保)には、「ニノ」だと書いてある。これを続けて云うか、前後逆にして「ノニ」といえば、

三陸の言葉か、「う」と「の」の中間の音で「〇に、くうかー」になるんだけどなと思ってしまった。

大友幸男氏の本にはウニのことを、「アイヌ語ではニノまたはウニ」と書いてあった。

氏のいう「ウニ」というのは古代アイヌ語ではというので、どこから調べたのかわからないのだが、

そのときのアイヌ語での発音は、宮本信子が喋った「〇に、くうかー」の〇に、きわめて似ているのではないかと思った。

大友氏は『「ウン(ンは小さい文字)・イ」住む・者(家)→ウニ』・・・・『これは(家)を背負って動いているような姿からきた呼び名のようです。』とある。

コンブは『本来の日本古語では「ひろめ」または「えびすめ」でアイヌ語では「コムプ」(ムは小さい文字)、「コプ」です』とあるから、これはアイヌ語でしょう。

by snowmelt | 2013-11-11 15:35 | 海のいきもの | Comments(0)


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