北のフィールドノート

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2013年 07月 11日

若アユたちがエサをはむ・水中動画

学生時代に読んだ、宮地伝三郎の「アユの話」(岩波新書)というのがあった。

いわゆるアユの生態(生活の状態)をあらわした本である。生態学ではない。

そのちょっと前から、オダム生態学とかエルトンの生態学というのがはやるようになってきた。

私は生態学という名にひかれて、どんどんと「生態学的には」などという言葉をつかったりのめり込んでいった

が、生態学は英語ではEcologyであり、

実は生物どうしや環境の関係を生産と消費の関係をとりあげ数値に置き換えて示していることが主であったのだ。生態学という訳はある意味ペテンだ。誰が訳したのだろう。Ecologyは「生物環境・経済学」といったほうが誤解がない。

「生態学」が生物の生活の状態の学問ではないと気づいたのが遅すぎた。

私が好きだったのは、「生態学」ではなく、日本語の「生物の生態」だったのだ。

Ecologyではない、宮地伝三郎のアユの「生態 」を知ることが楽しかったのだ。
今でもそうである。生態を調べることの方が 生態学をやるよりずっと楽しい。


昨日のアユたちを見た少し上流では、エサ(石に付着した硅藻や藻類)をこそぎ取って食べる(はんでいる)のがみられた。
まだ、小さな群れだし、エサもたくさんあるのだろう。縄張りをつくる必要はないのだろう。ぐるぐる回りながらかわりばんこにほとんど同じ位置のエサをはんでいる。

そして、移動して石を変えていく。これでは友釣りは不可能です。
動画にしてみます。



by snowmelt | 2013-07-11 23:47 | 淡水魚類 | Comments(1)
Commented by しぐま at 2013-07-12 06:17 x
>生態を調べることの方が 生態学をやるよりずっと楽しい。
私も全く同感です。
「生態学」という語感にずっと違和感があったので、この記事には思わず膝を打ちました。
『鮎の話』を古本屋で探してみます。


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