2013年 04月 01日

自然観察アイテム・ルーペとピンセット

自然観察で,細かい部分を見るときに,小さいものを見るときにやはりルーペが一番いい.

双眼鏡がルーペの代用になるのは昨日書いたが,ルーペを忘れたときのための工夫だ.

自然観察用のルーペといえば,定番は次の形のものだろう.

私はピンセットとルーペを落とさないようにひもで結び,首からネックレス(かなり汚れた)のようにぶら下げている.(ピンセットは何度も落としてなくしてしまったので)

ルーペとピンセットはすぐ持ちかえられるように傍にむすんである.

ちいさいものをつまんで,左手(甲)にのせて,ルーペで覗くという,動作がスムーズにいくようにというつもりだ.
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ルーペはほとんど10倍のものを使っている.20倍のものはあまり使わない.
ニコンの宝石鑑定用みたいな,高価なルーペは,くれるといえば,咽から手で頂きたいが,フィールドで使うにはもったいない.
カメラやさんで1000円未満の処分品みたいなこんなルーペでも,雨に濡れたり,水に浸かったりしても,中が曇らない.これで,何十年とやってきている.

ところで,ルーペでの見方とは,どうなるかといえば,普通はむしめがねのようにつかうものではありません.
目のすぐ前にルーペがあり,そのすぐ前に見たいものが極めて接近してあるという状態が一番よいのです.

青森県の高校入試問題にルーペの使い方が出題されたことがあります.

最終的に目とルーペと見たいものが非常に接近してあればいいのですが

正解は「目の前にルーペを構え,見たいものを近くにもってくる」というのだけが正解でした.

「見たいものとルーペを近づけて目の前にもってくる」というのは誤り×だというのです.

県教委に,これだって正解にしてもいいのではないかと問い合わせをしたのですが,
中学校の教科書にはルーペを構え,近くにもってくるという方法が書いてあるからそれに従っていないのは×だというのでした.

木の幹のように動かせないものの表面を見るにはどうしたらよいか,

上のようにやるとすれば,目の前にルーペを構え,幹に接近してはっきり見えるところでとまるというのでしょう.

こんな事は長年使っている人はやらないのです.

実際に目を開けて,目の前にルーペをもって来れば何が見えますか,はっきり見えるところはないのです.
合わないめがねで具合が悪くなるだけと同じなのです.

今はほとんどいなくなってきたと思いますが,町の時計屋さんの使っている,(使っていた)目の上と下の筋肉で挟み込んで使うルーペを記憶していますか.

ほ乳瓶のキャップのてっぺんにレンズがついているようなルーペです.

近くに,これを使っている時計屋さんがいました.
その,ルーペには細工がされていました.

キャップの横の部分に焼きごてで穴を開けていたのです.

ルーペを目に付けたままで,お客さんの顔は見えませんし具合が悪くなります.

お客さんと話をするとき,遠くを見るときは,顔をずらして視線をずらして,その穴から,そして,ルーペを付けていない目とともに両眼で見るのでした.

都会の時計屋で修行していたときに,先輩が穴を開けてやっているので覚えたと言っていました.

つまり,見たいものとルーペを近づけてから,そのあと目を近づけるのが一番,目に負担はないのです.

そして,見たいものは,小さくて見にくいので,ルーペで大きく見ようというのでしょう.

ルーペを先に目の前にもってきたら,見たいものが何処だったかわからないのです.

見たいところは,ここだ,とそのあたりにルーペを接近させておいて,目をちかづけて覗く,あるいはものが移動できるのならルーペと接近させたみたいものとを一緒に目に近づけるというのが理にかなっているのです.

中学校の教科書はちがうのですがね.
教科書は正しいことが書かれているか鵜呑みにすることは私はできません.

目をあまり接近させなくとも使えるルーペも使っています.
次の箱形のルーペです.
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中に,プラスチック製ですが透明度の高そうなレンズが二段治められています.
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これは,やや目が近づけられないところにある,蛾の卵など,を見るのに適しています.
ものとルーペを接近させて,顔はやや遠くからでも,その形が分かるからです.

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森の中は暗いものです.ましてや日が短いとき,雨天のときは暗すぎます.
そんなときは,ライト付きの上のようなむしめがねの出番です.
充電式単4電池3本ですが,すぐ光量がおち長持ちしないのでイマイチです.

あーそれから,ルーペがなくても,拡大してみる技法は,デジカメで撮り,背面液晶モニターで拡大するというのが簡単な方法です.マクロレンズで撮れば,拡大即ルーペ代わり,マクロレンズで20mくらい離れた林の中のカモシカを撮っても,拡大即,ピントや角の形や長さなど確認できます.

2014.10.19 追記
ライト付き]むしめがね&ルーペ(Lupeはドイツ語)でこれは良さそうというのがありました。
LEDらしいのでボタン電池でOK
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ライトをつけると
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倍率は3倍と丸いところが5倍ですが暗い林床で、ヒダリマキゴマガイやミジンヤマタニシやケシガイなどを探すのには充分です。
これは、目に近づけないでつかいます。

追記2015.01.12
自然観察ライフスタイルに適した車は?のページを作りました。

2007年に書いた自然観察に最適な双眼鏡は?という記事もあわせてお読み下さい

2016年に自然観察に適したカメラはという記事もあわせてお読み下さい

by snowmelt | 2013-04-01 22:03 | Comments(0)


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