北のフィールドノート

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2012年 05月 01日

ヒメフナムシは水中生活者か、土壌動物か

ヒメフナムシ属は6種知られています。
分布からすると青森県の北部ですのでニホンヒメフナムシになるのですがどうなのでしょう。

日本産土壌動物 東海大学出版会の図ではどうも一致はしません。
個体差でしょうか。
というより、チョウセンヒメフナムシのほうが似ています。

ニホンヒメフナムシは「北海道、本州、四国のしけった森林の落葉層に極めて多産する。」し、

チョウセンヒメフナムシは「中国地方西部、九州、対馬、朝鮮半島の湿潤な森林の落葉層に生息する。」とあります。

こういう解説をみても納得ができない事があるのです。

というのは、この写真は水中なのです。

網で水底からマメシジミとヨコエビをすくっていたときに一緒に入っていたのです。

てっきり陸から紛れ込んだものと思っていました。

しかし、水底から2匹も採れたのでした。

そして4-5時間は水中で鰓とおぼしきものを動かしていたのです。標本にしてしまいましたが、見ている間は水中生活をしていたのです。陸に上がる気配も見せませんでした。

湿潤な落葉層も、水の中も似てはいるでしょうが、二匹も水底にとは、たまたま水中に入ったとは思えません。

はてさて、なにヒメフナムシなのでしょうか。
ヨコエビやマメシジミと一緒に水中で写したヒメフナムシの写真をのせておきます。
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追記2015年7月5日、ここにちらりと見られたマメシジミはハイイロマメシジミPisidiumcasertanum(Poli,1791)であると家山博史先生に現物で同定していただきました。

by snowmelt | 2012-05-01 00:46 | カイエビなどの淡水生物 | Comments(0)


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