北のフィールドノート

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2011年 09月 28日

70の眼をもつ陸生ウズムシ・プラナリア 

水生プラナリア(ウズムシ・渦虫)といえば、切っても再生するやつだ。

T.渉先生が講義して下さった。再生能力勾配があるのだと。

おかげで山へ行っても、石をめくったりしてプラナリアがいるかなといつも見るようになった。

カズメウズムシというのは81眼があるのですと講義されたと記憶している。

なぜ奇数なのか少し疑問だった。
カズメウズムシの眼の配列は前面に並んでいるようなのでまあ奇数でもいいのかと思っていた。

陸のプラナリアと呼ばれるのはまずはコウガイビルだろう。

カタツムリを探して歩いていると、陸貝を食べているのでよく目につく。

講義で教えてもらったとおり、腹面からチューブ口をだして食べているのは水生ウズムシと同じだ。

コウガイビルはT.渉先生には教えてはもらわなかった。

教えてくれたのは恩師N.典明先生だったと思う。髪に挿すコウガイの意味も。

コウガイビルはよく見ていたが、ちょっと気をつければちがうのが出てきた。

眼の数が70個あるやつだ。

カズメウズムシのように全面ではない。顔の右に35個左に35個で眉間の所は間がある。

これなら偶数だ。どの個体も70なのかは知らない。手元に2匹はいるが数えていない。

ここにその動画を載せておきます。


by snowmelt | 2011-09-28 21:27 | 土壌動物 | Comments(0)


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