北のフィールドノート

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2005年 10月 14日

空を飛ぶクモ

蜘蛛(クモ)が空を飛ぶのはどれくらい知られているのだろうか。
昔の山形県では雪迎えとか、雪送りとか言うらしい。一般の人が言うかは知らない。
江戸時代の菅江真澄(すがえますみ)の紀行文の中に、下北半島の易国間(いこくま)あたりの海に船出したら空から蜘蛛の糸がたくさん降ってきたとある。
菅江真澄は蜘蛛が空を飛ぶのを知っていたのだろうか。
青森の人も知っていたのだろうか。
外国ではエンゼルヘアーという。キラキラと空から降ってくるのを天使の髪の毛にみたてた。

今ではクモのバルーニングという。
下北では、秋の日の上昇気流を感じてクモがこういうてっぺんに登って、尻をあげて盛んに糸を吐き出す。うまくいくと長く長くはきだされた糸は上昇気流とともに空へとのびる。
すると、クモは手足を離しそのまま空へとのぼる。
e0039759_2342692.jpg

でも、うまくいけばのはなし。
私がみていたクモは手足を離した。OK、テイクオフ。と思いきや上昇気流が弱かったのか、クモは舞い上がることなく、そのまま湖の水面をひきずられてずーっとずーっといっていってしまった。

by snowmelt | 2005-10-14 23:07 | 動物 | Comments(0)


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