2010年 09月 21日

シロハラゴジュウカラ 道具?使用?YouTube動画

ゴジュウカラの北海道のものは下面の白い、亜種シロハラゴジュウカラになっています。

本州のものより脇と下尾筒の赤褐色の部分が狭く、腹がほとんど白いからです。

道東ではケッツクサレとよんでいます。ケツクサレ、尻腐れという意味です。

腹は白くても、下尾筒つまり肛門のまわりが、汚赤褐色だからそう呼んだのでしょう。

アイヌ語ではシエチカプ(糞・食う・鳥)とかシチカプ(屎・鳥)と呼んだとあります。

日高新冠地方ではオ・シ・ウシ(尻に糞をつけている)と呼んだとあります。

ところが、十勝や千島ではシロハラゴジュウカラはカムイ・神として敬われたといいます。

敬われる一方、糞鳥とは、鳥を見る眼にちがいがあるのでしょうね。

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シロハラゴジュウカラはキツツキなどの古巣や、建造中の巣穴を、使ったり、乗っ取ったりします。

たいていは、出入り口の直径が大きすぎるので、泥を持ってきて、左官作業でせばめます。

聞いてはいましたが、実際に見たときには、すごいぞケッツクサレと思いましたね。

糞食う鳥の由来ですが、コタン生物記に「馬糞をつつきまわして、不消化のエンバク(麦)などをあさっている」とありますので、

北海道に馬が入る前に呼んだ呼び名ですので

ヒグマなど動物の糞の中の植物種子を取り出して食べていたのでこう呼んだのでしょうね。

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取り出した種子の食べ方がすごいと思いました。

カラ類は足ではさみおさえて種子を食べたりしますが、

シロハラゴジュウカラは岩や木の、種子が固定できるちょうどよいくぼみにいれて、つついてなかみを食べるのです。

くぼみのある「かなとこ」というところです。道具と言えるのでは。道具を使う鳥じゃケッツクサレ。

左官作業といい、道具?つかいといい、これを見てアイヌはなにか思いつき、その手を使うようになったので、神になったのではないですかね。

クマゲラが船を掘るカムイとうやまわれたように・・・・

ここに、ケッツクサレの道具使い種子つつきのその現場動画をのせておきます(帯広にて撮影)


by snowmelt | 2010-09-21 10:52 | 鳥類 | Comments(0)


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