北のフィールドノート

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2009年 08月 21日

変形菌(粘菌)のなかま シロジクモジホコリ?

変形菌の一種、シロジクモジホコリだと思います。
子実体です。
柄(え)は白色。
てっぺんの丸いところ全体は、胞子嚢(ほうしのう)です。

「胞子嚢はきわめて小さい。直径は0.3ミリないし1.5ミリ、高さは2ミリに満たない。柄のある子実体でもせいぜい3ミリだ」と「森の魔術師たち」(朝日新聞社・萩原博光、伊沢正名)に書いてあります。
さらに、
「子実体は、倒木や落ち葉の上に直接生じているように見えるが、実はそうではない。薄い透明な膜が介在している。この膜を『変形膜』という。」
とあります。
つまり、ワイングラスがテーブルに置かれている、その底面よりももっと薄い透明な膜の上に子実体が立っているということです。
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胞子の入ったふくろ(嚢)のなかに、ココアの粉のような胞子があります。
それが飛び散るのです。
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by snowmelt | 2009-08-21 09:34 | 変形菌類 | Comments(0)


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